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ホビーでアート
ホビー、フィギュアのCG合成による作品を展示しています。
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フィギュアを撮影する。
■ はじめに ■

ここでは、フィギュアの撮影についての説明を致します。

■ 撮影環境 ■
satuei_01.jpg
上図を参考にして貰えば解るように、必要な物は、カメラ(三脚含む)、被写体(フィギュア)、ライト、バックペーパーです。
 
①カメラ(三脚含む)
・手ぶれを防止する為に、三脚も用意しましょう。。。カメラを持って撮影した場合、確認の際に液晶画面でOKでもいざパソコンに取り込んで見てみると、「ぶれてる。。。。(泣)」って事が殆どです。
・後で理由は書きますが、水平器も用意すると良いです。
 
②被写体(フィギュア)
・メインになるフィギュアです。
・小さい物よりは大きい物の方が、撮影しやすいです。 

③ライト
・撮影用ライトが望ましいですが、僕は一般家電で売っているデスク用ライトを使ってます。
・注意点はライトの色で、赤っぽい光や青っぽい光などがあるのでイメージに合わせて選ぶと良いと思います。。。。僕は、青っぽい光を好んで使ってます。
・上の図で解るようにライトは二つ用意しますので、蛍光灯の色は統一した方が良いです。
 
④バックペーパー
・CG合成する際に、フィギュアの切り抜きには欠かせない素材です。
・僕は、映り込みの色が白色の方が編集しやすく違和感が出ないので、白色のバックペーパーを使ってます。

■ カメラについて ■

 ・僕はカメラについて詳しくないので、格メーカーの特性は解りませんが、最低限度選ぶ基準としては撮影の画像サイズが大きい事、画素数が多い事を重要視しています。
・カメラの精度が高い=作品のクオリティーも高くなるので、出来る限りお金を掛けたい所です。

・理想は一眼レフのデジタルカメラです。。。レンズ交換やオプションの取り付けといった意味も含めて、カスタマイズ性も高いのですが、僕的な理由としてはRAWデータでの出力が出来ることです。
・RAWデータとは、簡単に言えば現像前(色合いやら明暗調整前)の生のデータです。

・通常、コンパクトカメラの場合は撮影したデータを大半がJPEG形式にて保存します。
・このJPEG形式は、画像データを高圧縮して保存する為に画像を正確(ドット単位で狂いがある)に保存しません。
・その点、RAWデータは素の状態を正しく保存するので、クオリティーを維持するのに適してはいますが、JPEGと比べると容量が大きくなるデメリットを含んでいます。

■ 撮影工程 ■

【手順①】・・・・配置作業
 
①バックペーパーを敷きましょう。
②被写体であるフィギュアを置きます。
③一つ目のライトをフィギュアの真上に配置します。*太陽光として配置*

④二つ目のライトをフィギュアの前面斜め上に配置します。*補助光として配置*
⑤カメラをフィギュアの前に配置します。
 
【手順②】・・・・設定作業
 
①カメラの液晶画面やファインダーにて、フィギュアの位置やカメラの角度(見上げる、見下ろす)を決めます。

②一つ目のライトの位置を調整します。

・調整の仕方としては、思い描いた完成イメージに合わせた影が付くような配置にします。また、この時のライトの角度(ライトからフィギュアに向かって照らされる光の角度)は、後のCG合成の際に背景を作る時に必要となるので、メモして置きましょう。。。。撮影したフィギュア画像を見れば予測は出来ますが、一応って事で。

③二つ目のライトの位置や光加減を調整します。

・二つ目のライトの役割は、補助光です。これは、フィギュアの場合は顔など最も見てもらいたい所に対して、光を当てて明るくさせます。
・通常、太陽光は真上に近い位置に存在します。それ故に顔などは、全体と比較すると薄暗くなってしまいます。ある程度はCG編集ソフトで修正はできますが、難しく明るく出来ても他の部分の明暗が単調になってしまいます。

・また、補助光は明るくなりすぎると基本の色が白くなったり、不必要な影が出来てしまうので薄い布等をライトに掛けて使用します。
*蛍光灯に直接布を掛けると火事の要因になるので絶対にしないように!また、布を掛けた状態で長時間使用するのも危険なので、撮影する時意外はライトは消しておきましょう!!

・光加減で注意する事は、補助光による影を作らない事と、一つ目のライト(太陽光)の影を消さない事です。。

*これらの調整を繰り返して、完成イメージに沿った形にします。
 
【手順③】・・・・撮影
 
①フラッシュを使わずに撮影します。
 
・注意事項としては、カメラ本体のシャッターボタンを押さない事です。本体のボタンを押した衝撃がブレに繋がるので、コントローラーを使用するか、タイマーを使って撮影します。

【カメラの設定】

・カメラの設定では、撮影する画像解像度は最大にしておくか、作品の完成サイズより大きなサイズにしておきます。(撮影クオリティーも高い状態にしておく事といいでしょう。)
・ライトを使っているので、フラッシュを禁止モードにしておきましょう。

・また、オートフォーカスなどを使う場合、被写体との距離が近い場合はマクロモードにします。
*マクロモードについては、カメラによって焦点距離が変わるので、カメラ本体の説明書を見てマクロモードにするかの判断をしてください。

**オートフォーカス、マクロモード**

【オートフォーカス(AF)とは】

・自動でピント(焦点)を合わせる機能。
・オートフォーカスとは対称に手動で合わせる事をマニュアルフォーカス(MF)といいます。
・マニュアルフォーカスは、主に一眼レフカメラで使用できます。

【マクロモードとは】

・被写体との距離が近い時に使用するモードで、コンパクトカメラなど自動で被写体にピント(焦点)を合わせる機能がある場合、ピントとの距離がだいたい決まっています。その為、近距離(約50cm以下)になると、被写体よりも奥にピントが合ってしまいボケた画像になってしまいます。
・そうならない為に、近距離用のピント合わせが出来るモードとしてマクロモードが存在します。
・ただし、マクロモードにすれば何処まで近づいてもピントが合うわけでは無く、被写体との距離がおおよそ30cm以下(カメラ毎に異なる)になるとピントが合わずボケてしまいます。

・また、個人的経験ですが近距離でマクロモードを使った場合と通常撮影した場合、通常撮影した方がボケが少なかった場合も存在するので、両方のモードで1枚づつ撮影して置く方が安心です。。。。失敗してたら消すだけで済みますからね(^^)

**--------***

②撮影した画像を液晶画面にて確認する。

・撮影した画像が綺麗に取れているかをチェックする為に、カメラの再生モードにてチェックします。
・特に注目すべき点は、ピントが合っている事と光加減が適切である事、ゴミ等の不適切物が写ってない事です。
 
【手順④】・・・・地平線の確認
 
①撮影した状態のカメラの角度を、三脚に対して垂直(真正面を向く)にして撮影し、地平線の位置を確認します。

・CG合成で大事な事は、合成する画像の彩度と光の当たる角度、そして見ている角度を合わせる事です。
・フィギュアを見ている角度に対して背景の見ている角度が違えば、あからさまに違和感が出てしまうので大事な作業ですが、フィギュアを見ている角度に背景を合わせるのは難しい作業になります。

・そこで、背景を作る際に抑えておく事は、「地平線」の存在です。
・ボックスを例にすれば、基本的に地平線より上にある場合は上辺が見え難くなり、下にある場合は下辺が見え難くなる性質があります。
・これらを踏まえれば、背景を作成するのは容易になります。

・撮影したフィギュアを目安にして、どの当たりに地平線があるかを把握しておきましょう。

suiheiki.jpg

 *上のような水平器(100円ショップで買えますよ~)を使うと、カメラを垂直にするのに役立ちます。
 
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